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Exchange Server 2019の最終CUとExchange Server SEのリリース予定

 Exchange Serverロードマップの更新 Exchange Server Roadmap Update - Microsoft Community Hub Exchange Server 2019も2024年後半でもう最終CUとなるCU15がリリース予定 サブスクリプションバージョンであるExchange Server Subscription Edition (Exchange Server SE) は2025年Q3予定 2019 CU15とSEのRTMは一部を除き同じものとのこと Exchange2013が居るとインストールできない。さすがにね。 サブスクではない純粋たる2019の後継はもう出ないのかしら。

[EXO] 特定のExchangeコマンドを実行するのに必要な権限を確認

 RBACでの権限分割時の参考に Find the permissions required to run any Exchange cmdlet | Microsoft Learn

Outlook/OWAからメールが削除できない

メールが一切削除できなくなったとき ユーザーからOutlookのゴミ箱からメールが削除できないという問い合わせがあった場合、RecoverableItemsQuotaの上限に達しているかもしれません。 LitiagtionHold(訴訟ホールド)がメールボックスで有効化されている場合、ユーザーが削除したアイテムは実は削除されず、Recoverable Items folderに格納されます。 これはメールボックスのアイテムの保全と、管理者が必要になった際にアイテムを取り出せるようにするための仕組みです。 このRecoverable Items folderの容量がいっぱいになってしまうと、ユーザーはそれ以上アイテムを削除することができなくなったり、見た目上空き容量はあるのにメールボックスが一杯ですという警告が出たりします。 確認 確認方法は以下の通りExchange PowerShell moduleのcmdletから。 Get-MailboxStatistics abc |fl TotalDeletedItemSize, TotalItemSize TotalDeletedItemSize                 : 30 GB (32,215,605,650 bytes) TotalItemSize                        : 8.5 GB (9,127,218,376 bytes) Get-Mailbox abv |fl ProhibitSendReceiveQuota, RecoverableItemsQuota, RecoverableItemsWarningQuota ProhibitSendReceiveQuota     : 12 GB (12,884,901,888 bytes) RecoverableItemsQuota        : 30 GB (32,212,254,720 bytes) RecoverableItemsWarningQ...

Exchange Server 2016にKB適用後Exchange管理センターが開けなくなった

KB適用後ECPにログインしたら・・ KB4593465 (CU17用)をExchange2016に適用後、Exchange管理センター(admin center)にログインすると以下のエラーが出るようになりました。 対処 以下の対処を該当サーバー上で行うことで解消しました。 参考: https://social.technet.microsoft.com/Forums/en-US/7c36836c-0223-4bfe-8a36-24db8a021507/error-in-ecp-and-owa-after-update IISマネージャーを開き サイト -> Exchange Back End -> ecpを選択し、[アプリケーションの設定]を開く BinSearchFoldersの値に以下のように%ExchangeInstallDir%が含まれており解決できないのがエラーの原因になっているので、 %ExchangeInstallDir%bin;%ExchangeInstallDir%bin\CmdletExtensionAgents;%ExchangeInstallDir%ClientAccess\Owa\bin こうなっていたらこれを、 C:\Program Files\Microsoft\Exchange Server\V15\bin;C:\Program Files\Microsoft\Exchange Server\V15\bin\CmdletExtensionAgents;C:\Program Files\Microsoft\Exchange Server\V15\ClientAccess\Owa\bin と、こう直す。 環境変数の追加でもいけるかもしれません。 OWA, ECPフォルダーにあるweb.configファイル内も同様に%ExchangeInstallDir%があった場合C:\Program Files\Microsoft\Exchange Server\V15\に置換する。 OWAフォルダー:C:\Program Files\Microsoft\Exchange Server\V15\ClientAccess\Owa ECPフォルダー:C:\Program Files\Microsoft\Exchange Server\V15...

[Exchange] 会議室の予定が主催者の名前になってしまうのが嫌な場合

Teams Roomsシステムとかで使ったり ExchangeやExchange Online上でリソースメールボックスを作り、会議室としてユーザーにOutlookやOWAから予約させたり予定を確認してもらうことがあります。Teams Roomsシステムなど、Teamsと連携した会議室システムの導入も増えてリソースメールボックスの作成も増えてるかもしれません。 Microsoft Teams Rooms 主催者の名前じゃなくて会議のSubject(タイトル)を見せたい デフォルトでリソースメールボックスの予定表は、予約された会議のSubject(タイトル)ではなく、予約者の表示名になります。 これは会議室を確認・予約しようとするユーザーが不特定多数いる場合を考えると、センシティブであったりショッキングな会議タイトルを秘匿できるので有用な設定です。 (”人員削減計画会議”とか”A社買収の計画について”とか見せたくないと思うので) しかし場合によっては予約者ではなく会議のタイトルが見える方がありがたい場合もあります。 そうした場合は会議室であるリソースメールボックスの以下の設定をを変更します。リソースメールボックスとして他にも設定しそうなパラメーターと共に紹介します。 Cmdlet Set-CalendarProcessing <リソースメールボックスの名前> Parameter -BookingWindowInDays 何日後の予定まで予約可能か -MaximumDurationInMinutes 1会議の最長時間を分で -AutomateProcessing 予約を自動で承諾、処理するか 選択肢はNone, AutoUpdate, AutoAccept オンプレミスかExchange Onlineか、GUIかPowerShellでデフォルト値が異なるようです。 -DeleteSubject 予約のSubject(タイトル)を削除するか この値がデフォルトTrueなので作ったまんまだと会議のタイトルはリソースメールボックス上の予定には表示されません。 -AddOrganizerToSubject 予約者の表示名を予約のSubject(タイトル)に追加するか この値がデフォルトTrueなので予約のタイトルには予約...

Exchange OnlineでSend As, Send on Behalf, Full Accessが割り当てられてい るユーザーの抽出

権限の棚卸しやトラブルシューティングに Exchange OnlineでSend As, Send on Behalf, Full Access(等のメールボックス権限)が割り当てられているユーザーの抽出を行うスクリプトが紹介されています。 Reporting Exchange Online Mailbox and SendAs/On Behalf Of Permissions – Office 365 for IT Pros Shortly after publishing Reporting Exchange Online Mailbox Permissions, I received two notes. One was from Vasil Michev to say that I should have used the REST-based cmdlets from the Exchange Online Management module. The other was a reply to my note in the Microsoft Technical Community to point me to some script snippets covering “the other” mailbox-level permissions that you might assign over mailboxes. Send As Send As権限はその人を送信元として違う人がメールを送信できる権限です。これを用いてメールを送ると受信者は本人から送られてきたかSend As権限を割り振られたユーザーから送信されたのか判別できません。 例えばITサポート部門などの共用メールボックスのアドレスを複数人で共通の窓口として利用し、送信元もそのアドレスにしたい場合とかに利用しますかね。 Send on Behalf Send on Behalf権限はSend Asと同様に送信元を他者が利用できる権限ですが、違いはSend on Behalfの場合は「誰々が代理で送信しました」、と相手に表示されます。 秘書が役職者の代わりにメールを送信する場合などで使われますね。 Full Access Full Access権限は実利用者と同...

Exchangeハイブリッド構成ウィザードのアップデート(17.x build)

最新のExchange Hybrid Configuration Wizard (HCW) がリリースされています ビルド番号は17.xで既存の16.xとは共存できるみたいです。 17.xの変更点が説明されているのでさらっとみてみましょう。 March 2020 significant update to Hybrid Configuration Wizard (Apologies for what appears as a duplicate post, we had some publishing issues) We wanted to let you know that we are releasing what we consider a significant update to Exchange Hybrid Configuration Wizard (HCW). Along with a handful of small bug fixes, there are four major changes coming that we wa… 1. HCW will no longer enable Federation Trust by default for all installations. Instead, it will only enable Federation Trust if there are Exchange 2010 servers on premises. Exchange 2010がオンプレミスにいない場合はFederation Trust(フェデレーション信頼)を確立しなくなったそうです。コメント欄にありましたが2013以降である場合はOAuthでオンプレミスとオンラインを結ぶとのこと。 2. When uninstalling the hybrid agent and switching to Classic in the HCW, this action would sometimes fail with a “null reference” error. We have fixed this! HCWアンインストール時にnull referenceのエラーが出るのを直したそうです。ヌルリ。 3. So whi...

Find the permissions required to run any Exchange cmdlet (Exchange cmdletの実行可能ロールグループを表示するなど)

Find the permissions required to run any Exchange cmdlet You can use PowerShell to find the permissions required to run any Exchange or Exchange Online cmdlet. This procedure shows the role-based access control (RBAC) management roles and role groups that give you access to a specified cmdlet-even if your organization has custom roles, custom role groups, or custom role assignments. Exchange cmdletの実行可能ロールグループを表示するなどの情報がまとまっています。