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Outlook/OWAからメールが削除できない

メールが一切削除できなくなったとき ユーザーからOutlookのゴミ箱からメールが削除できないという問い合わせがあった場合、RecoverableItemsQuotaの上限に達しているかもしれません。 LitiagtionHold(訴訟ホールド)がメールボックスで有効化されている場合、ユーザーが削除したアイテムは実は削除されず、Recoverable Items folderに格納されます。 これはメールボックスのアイテムの保全と、管理者が必要になった際にアイテムを取り出せるようにするための仕組みです。 このRecoverable Items folderの容量がいっぱいになってしまうと、ユーザーはそれ以上アイテムを削除することができなくなったり、見た目上空き容量はあるのにメールボックスが一杯ですという警告が出たりします。 確認 確認方法は以下の通りExchange PowerShell moduleのcmdletから。 Get-MailboxStatistics abc |fl TotalDeletedItemSize, TotalItemSize TotalDeletedItemSize                 : 30 GB (32,215,605,650 bytes) TotalItemSize                        : 8.5 GB (9,127,218,376 bytes) Get-Mailbox abv |fl ProhibitSendReceiveQuota, RecoverableItemsQuota, RecoverableItemsWarningQuota ProhibitSendReceiveQuota     : 12 GB (12,884,901,888 bytes) RecoverableItemsQuota        : 30 GB (32,212,254,720 bytes) RecoverableItemsWarningQ...

[ExO] RecoverableItems内のアイテムをUIから復元可能に

[Exchange Online] RecoverableItemをUIから復元可能に メールボックスのゴミ箱から削除したアイテムなどが格納されるRecoverableItems領域からのアイテム復元がUIからできるようになったそうです。 https://techcommunity.microsoft.com/t5/exchange-team-blog/a-new-recoverableitems-experience-comes-to-exchange-online/ba-p/1505353 今までもPowerShellコマンドレットは用意されていたのですが、UIからできるようになるとより簡単にできるようになるので管理者、特にPowerShellに不慣れな管理者には助かりますね。 ユーザーからメールがなくなったと言われて見てみると削除されていたというケースもたまにありますからね。 このUIからRecoverableItemsを復元できる機能は、Exchange Admin Centerのプレビューバージョンに展開されています。 [参考] Recoverable Items folder in Exchange Online https://docs.microsoft.com/en-us/exchange/security-and-compliance/recoverable-items-folder/recoverable-items-folder [参考] Get-RecoverableItems (PowerShellで行う場合) https://docs.microsoft.com/en-us/powershell/module/exchange/get-recoverableitems?view=exchange-ps