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Outlookの検索フォルダー(Search Folders)配下に未読で件名が空のメールが 沢山ある

見に覚えのない未読メールが数千も? 数千の未読メールが検索フォルダー配下の未読のメールに表示されることがあるそうです。 発生するのはOutlook2013以降。 Outlook の検索フォルダーに、件名が空白の予期しないメール アイテムが表示されます。 – Outlook Outlook 2013、Outlook 2016、Outlook 2019 または Outlook Office 365 ですべてのメール アイテム用の検索フォルダーを作成すると、フォルダーに件名が空白の予期しないアイテムが含まれます。 これらの項目にマウスを移動すると、次の情報が表示されます。 フォルダー内: PersonMetadata PersonMetadata フォルダは、 Outlook Customer Manager (OCM) によって作成および使用されます。 フォルダーは通常、Outlook ユーザー インターフェイスの他の部分から隠されています。 ただし、検索フォルダーには、このフォルダーのメール アイテムが含まれます。 これらの項目には空白の件名がありますが、OCM によってアクティブに使用されているため、削除または変更しないでください。 検索フォルダーの制約により、隠しフォルダー内のメール アイテムが含まれます。 廃止後も、PersonMetaData フォルダーとその中のアイテムは期間限定で使用できます。 このフォルダー内のアイテムを変更または削除すると、アイテムが再作成されたり、新しいアイテムが表示されたりする場合があります。 近い将来にサービスが変更されると、PersonMetaData フォルダーとそのアイテムがサービスから削除されます。 それまでは、次の回避策を使用して、非表示フォルダーのメールアイテムが検索結果に含まれないようにしてください。 [検索フォルダー] を右クリックし、[この検索フォルダーのカスタマイズ] をクリックします。 [参照] をクリックし、[サブフォルダの検索] オプションの選択を解除します。 含めるフォルダを手動で選択します。 要諦 検索フォルダー(Search Folders)下では、通常では見えないPersonMetaDataフォルダーとその中のアイテムが表示されてしまう。これはシステムが利用するものなので消してもまた出てきてしまう...

[Teams] キャッシュのクリア

Teamsのキャッシュデータを消去するPowerShellコマンドレットが以下で紹介されています。 https://techcommunity.microsoft.com/t5/itops-talk-blog/powershell-basics-how-to-delete-microsoft-teams-cache-for-all/ba-p/1519118 Teamsのキャッシュデータはクライアントの”C:\Users\*\AppData\Roaming\Microsoft\Teams\”配下の複数のフォルダー内に生成されるのですが、それらの中身を消してくれるものですね。(最後にWhatIfが付いているので実使用する際は取り除く必要があります) 単に特定フォルダー配下のアイテムを消すものなのでTeamsだから特別という訳ではないですが、この場所にキャッシュデータが生成されるということは知らないと分かりませんね。 そのうちキャッシュクリアボタンとか出るかな。 Teamsのポリシーがなかなか反映されないとかトラブルシュートの一貫に使う、かも。

[ExO] RecoverableItems内のアイテムをUIから復元可能に

[Exchange Online] RecoverableItemをUIから復元可能に メールボックスのゴミ箱から削除したアイテムなどが格納されるRecoverableItems領域からのアイテム復元がUIからできるようになったそうです。 https://techcommunity.microsoft.com/t5/exchange-team-blog/a-new-recoverableitems-experience-comes-to-exchange-online/ba-p/1505353 今までもPowerShellコマンドレットは用意されていたのですが、UIからできるようになるとより簡単にできるようになるので管理者、特にPowerShellに不慣れな管理者には助かりますね。 ユーザーからメールがなくなったと言われて見てみると削除されていたというケースもたまにありますからね。 このUIからRecoverableItemsを復元できる機能は、Exchange Admin Centerのプレビューバージョンに展開されています。 [参考] Recoverable Items folder in Exchange Online https://docs.microsoft.com/en-us/exchange/security-and-compliance/recoverable-items-folder/recoverable-items-folder [参考] Get-RecoverableItems (PowerShellで行う場合) https://docs.microsoft.com/en-us/powershell/module/exchange/get-recoverableitems?view=exchange-ps

Outlookの設定がクラウドに保存されるように(一部)

OWAなら前からそうだけどね PC版Outlookの一部設定がクラウド(Exchange Online上のメールボックス)に保存できるようになりました。 https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/roadmap?filters=Rolling%20out%2CIn%20development&searchterms=63037 最新のOutlookのオプションに、” Store my Outlook settings in the cloud “という項目が追加されています。デフォルト有効です。 参照元サイト: https://office365itpros.com/2020/06/04/outlook-cloud-settings/ 何がクラウドに保存されるか 今回の機能で、PCリプレース時や代替機使用時もいつものOutlook設定で利用ができることになりました。 となるとどの設定を保存してくれるのかが気になるところですが以下のようです。 General Outlookをデフォルトのメーラーとするか否か Mail メールの書式設定。テキスト形式、HTML形式とかフォントとか。署名も保存されます。 Calendar 予定表の始業時間と終業時間。予定表でグレーになるのはこの就業時間外の時間です。この設定ちゃんとセットしてない人結構多い印象。 Groups グループ宛メールの添付ファイルのオプション People メッセージ閲覧するときに人の顔も一緒に出すかどうか。 Tasks タスクのデフォルトリマインダー時刻。あの予定15分前とかにOutlookが出すポップアップですね。15分前とか出さないとかの設定です。 Search デフォルトのメールアイテム検索範囲。現在のフォルダーとか現在のメールボックスとかすべてのメールボックスとか。 Ease of Use @打ったときに出るアラートしたい名前の候補。 Advanced Outlook起動時にどのフォルダーを見せるか。 リボンのカスタマイズとアドインはEXOのメールボックスに保存しないようです。Outlookの言語についてはOutlookというよりWindowsの問題なのでこちらも保存なしと。 ないよりかは遥かにましな良い機能 なんかこうしてみるとそんなにめちゃめ...

Teams会議ロビーに新しい設定が追加される予定

ロビー設定しないとゲストが好き勝手する可能性がありますよね Microsoft 365ロードマップにTeams会議のロビー設定追加の予定がありました。 https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/roadmap?filters=&searchterms=64343 Teams会議ロビーをバイバスできるユーザーの設定に、 “only me”(私のみ) が追加される予定です。 追加予定日は来月2020年6月 中ですね。 主催者以外全員一旦ロビー待機 この設定を有効化すると主催者以外全員会議参加時はロビーに入る動きになるようです。 Teams会議のロビー機能は、いきなりゲストなどに会議に入られるとセキュリティ上好ましくないため、一旦ロビーという会議のやり取りに参加できない場所に入ってもらい、権限のあるユーザーが個々に承諾することで会議に入れるようになるという機能です。 大人数の会議でロビーなしだと誰が入ってるのか全然分からなくなってくるので危ないというリスクをおさえるためでもありますね。 今回追加される機能は、同一組織内のユーザーも含めて主催者以外は全員ロビーに待機させるという設定です。 同一組織内のユーザーも含めて 、という部分がポイントです。今までこれはできませんでした。 うーん私はあまり使い道ないかなーという感じですが社内の人間も含めて情報の漏洩を厳しく管理し抑制したい場合とかでしょうね。 例えばすごく重要な機密を扱う会議とか、従業員のセンシティブな情報を話すような会議では同じ会社の人であっても聞かれたくないでしょうからそういう時でしょう。 リモートワークが増えると使い道は増えるかも リモートワークが増え、従来は対面で行っていた極秘情報を扱う会議や、上司に非常にプライベートな悩みを相談する場もリモート会議で行うようになってくると思います。そうした際には是非使いたい設定ですね、恐らくそれがこの設定を使うに想定されているピッタリの会議です。 おわり 以上Teamsロビー設定の追加予定のロードマップ情報でした。 ロードマップ関連でいうと、そろそろ “Office 365グループ” が “Microsoft 365グループ” に徐々に名称変更始めてい...

コマンドプロンプトで使うネットワーク系のコマンドをPowerShellコマンドレッ トに置き換えたい

未だにコマンドプロンプト開くのどうかと思うので。あとPowerShellで調査した方がかっこよさげなので。 トラブルシュートの際にネットワーク情報を収集するためにコマンドプロンプトからコマンドを発行することは結構多いと思いますが、さすがにもう2020年なのでPowerShellコマンドレットに置き換えていきたいです。 ただ使い慣れているとcmdからの方が早いので結局いつもどおりで進歩がないので、意識的に変えていかないとダメですね。 Ping command prompt: Ping ping yahoo.co.jp Pinging yahoo.co.jp [182.22.59.229] with 32 bytes of data: Reply from 182.22.59.229: bytes=32 time=12ms TTL=53Reply from 182.22.59.229: bytes=32 time=12ms TTL=53 Reply from 182.22.59.229: bytes=32 time=12ms TTL=53Reply from 182.22.59.229: bytes=32 time=11ms TTL=53 Ping statistics for 182.22.59.229:Packets: Sent = 4, Received = 4, Lost = 0 (0% loss),Approximate round trip times in milli-seconds:Minimum = 11ms, Maximum = 12ms, Average = 11ms PowerShell: Test-NetConnection Test-NetConnection -ComputerName 'yahoo.co.jp'ComputerName : yahoo.co.jpRemoteAddress : 183.79.135.206InterfaceAlias : Wi-FiSourceAddress : PingSucceeded : TruePingReplyDetails (RTT) : 22 ms PowerShell: Test-NetConnection -port Test-NetConnectionはポートクエリーのよ...

Exchange OnlineでReply All Stormへの対処作が実装

全社員宛のメールって大概の人にとってはどうでもよかったりしますよね Exchange Onlineでメンバーが沢山いる配布リスト(DL)へ「全員へ返信」が連続で出されるのを防ぐ機能が実装されたようなのでさらっと見てみましょう。 Reply All Storm Protection in Exchange Online 例えば全社員がメンバーとなっているDL宛にメールを出したとして、そのリアクションとして誰かが全員宛に返信をして、それに対してまた誰かが・・・ 少人数の会社ならまだ良いのですが、何万人もいるような会社でこういう状況が続くと受信者にとってはウザったいですし、Exchange Online全体のパフォーマンス低下に繋がる恐れもあります。 特定条件を満たすとNDRを返すようになる 5000人を超える受信者宛のメールに対して1時間以内に10回の全員へ返信 この条件を満たすと、 4時間の間 次の全員へ返信からは以下のようなNDRが返るようです。 管理者による設定変更も今後実装予定 このReply All Storm Protectionは非常にありがたい機能ではありますが、組織によってはNDRになっては困ることもあるかもしれませんし、逆にもっと早くNDRを返すようにしてほしいというところもあるでしょう。 そういった要望を集めつつ今後管理者側で設定の変更をできるようにしてくれるとのことです。 受信者の人数 全員へ返信の回数 NDRを返すか返さないか NDRを出す期間 この辺りは是非コンフィギュラブルにして頂きたいところです。 おわり 管理者側からの設定変更に加えてReply All Stormのレポート作成機能や通知機能も検討されているようです。 Teamsが今後さらに普及していくとExchange Onlineはだんだん枯れていくような気がしますが、まだまだビジネス上メールは必須のツールですしこういう細かいエンハンスメントはありがたいですね。