メールが一切削除できなくなったとき ユーザーからOutlookのゴミ箱からメールが削除できないという問い合わせがあった場合、RecoverableItemsQuotaの上限に達しているかもしれません。 LitiagtionHold(訴訟ホールド)がメールボックスで有効化されている場合、ユーザーが削除したアイテムは実は削除されず、Recoverable Items folderに格納されます。 これはメールボックスのアイテムの保全と、管理者が必要になった際にアイテムを取り出せるようにするための仕組みです。 このRecoverable Items folderの容量がいっぱいになってしまうと、ユーザーはそれ以上アイテムを削除することができなくなったり、見た目上空き容量はあるのにメールボックスが一杯ですという警告が出たりします。 確認 確認方法は以下の通りExchange PowerShell moduleのcmdletから。 Get-MailboxStatistics abc |fl TotalDeletedItemSize, TotalItemSize TotalDeletedItemSize : 30 GB (32,215,605,650 bytes) TotalItemSize : 8.5 GB (9,127,218,376 bytes) Get-Mailbox abv |fl ProhibitSendReceiveQuota, RecoverableItemsQuota, RecoverableItemsWarningQuota ProhibitSendReceiveQuota : 12 GB (12,884,901,888 bytes) RecoverableItemsQuota : 30 GB (32,212,254,720 bytes) RecoverableItemsWarningQ...